かむ力とスポーツ!! Blog
こんにちは、のうみ歯科・キッズデンタルクリニックです😃🌟
突然ですが、
歯がスポーツ⚽️🏈🏸🏊♂️🏋🏻♀️に関わりがあることをご存知ですか?
かむ力(咬合力(こうごうりょく))が運動能力に大きな影響を与えることがわかっています。
中学2年生を対象に咬合力と運動能力の関係を調べた結果、
咬合力の高いグループは、低いグループに比べて、
運動能力が全般的に高いことがわかりました。
そして選手に求められる咬合力は、
スポーツによって異なることもわかってきました。
フィギュアスケートとスピードスケートの選手の咬合力を比べた結果、
咬合力はフィギュアの選手の方が強く、
奥歯の接触面積もスピードスケートの選手の
2倍以上になっていることがわかりました。
歯を噛みしめると顎の関節が固定されて体軸が安定します。
このときに特に重要になるのが奥歯の状態なのです。
そして咬合力が強く求められるスポーツには、
柔道、レスリング、ラグビー、重量挙げ、体操、
射撃、ボートなど、「力」と「体のバランス」が
重視される競技が挙げられます。
スポーツをする上でバランス感覚は重要であるため、
歯並びの悪さがスポーツのパフォーマンスの低下につながるとも言われています。
日本オリンピック委員会は、
1987(昭和62)年から強化指定選手の定期健診に歯科を組み入れるようになりました。
そして大会前から歯科医療関係者によるサポートも行われています。
むし歯がある選手は短期間で治療し、
顎関節症の既往がある選手には、
スプリント(マウスピース)と呼ばれる装置を入れて負担を減らします。
また前述の咬合力と運動機能の研究を
選手のパフォーマンス向上に役立てる取り組みも試みられています。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会の
選手村でも、
歯科医療関係者がサポートすることが決まっており、
歯科医療関係者はメダルの獲得もサポートしているのです。
スポーツを行なっている方は
今一度お口の健康に気を使ってみましょう‼︎
もしかすると良い成果を出すことができるかもしれません。