小児矯正

無理のないタイミングでお子さんの歯並びを整えましょう
~小児矯正~orthodontic

山口市小郡の歯医者「のうみ歯科・キッズデンタルクリニック」では、永久歯が生え揃う前の時期からの矯正治療をおすすめしています。また当院では、姿勢の矯正など、全身の健康につながるサポートも行っています。

矯正治療を開始するベストな時期は、それぞれのお子さんの心身の発達や歯の生え方によって異なります。その子にとってもっともよいタイミングで治療を開始できるよう、子どもの歯並びが気になっている方は、どうぞお早めにご相談ください。

小児矯正の基礎知識

小児矯正の基礎知識

成長期に歯並びや咬み合わせの悪さをそのままにしておくと、見た目がよくないだけでなく、体の成長や将来の健康に悪影響を及ぼすことも。大人になってからでも矯正治療は可能ですが、成長期に矯正治療が行えると、お子さんのへ負担も抑えられます。

どうして歯並びが悪くなるの?~子どもの歯並びが乱れる理由~

歯並びの悪い子どもは、近年増えてきている印象があります。その大きな原因の一つとして、やわらかい食べ物ばかりの食事が主流になり、硬いものをしっかり噛んだり、何度も噛まなければならない食品を食べたりする機会が減っていることが挙げられます。

しっかり噛むことは、顎の骨の発達を促します。顎がしっかりと発達していないと、乳歯よりも大きいサイズの永久歯に生え変わるとき、歯が並ぶスペースが不足した状態に。その結果、歯並びがガタガタに乱れてしまいます。

また、成長期の子どもの骨格はやわらかく、ちょっとしたクセで負荷がかかり歯並びを乱す原因に。うつ伏せ寝やほおづえ、片側ばかりで噛むクセ、舌で歯を押すクセ、口呼吸などがあるなら、当院へご相談ください。

小児矯正を始める時期

小児矯正を始める時期

小児矯正治療の開始時期は、年齢で区切れるものではありませんが、当院では5~8歳頃(目安)に始められるようおすすめするケースが多いです。11歳以降になると、骨格もできあがってくるので、大人と同じ矯正となり、抜歯が必要になることもあります。

成長期は歯や顎の骨のコントロールがしやすく、大人の矯正治療よりもやさしい力で、無理なくスムーズに歯の移動ができます。費用面も、大人の矯正治療の2分の1~3分の1程度に抑えられます。矯正治療を始める時期を見極め、お子さんにとって無理なくスタートできるように、歯並びに気になるところがあるなら、できるだけ早くご相談ください。

小児矯正を行うメリットと行わないデメリット
子どもの矯正治療をするメリット 子どもの矯正治療をしないデメリット
  • 歯列が整っていると見た目がいい
  • 咀嚼しやすく消化にいい
  • 発音がしやすい
  • 体のよりよい成長を促しやすい
  • 本格的な矯正治療が必要になったとき抜歯のリスクが減る
  • 後戻りが少ない
  • 悪い歯並びを放置してもよくなることはない
  • 大人の矯正治療で抜歯する可能性が高い
  • 難症例になると外科手術が必要になる
  • 成人矯正では治療後の後戻りが起こりやすい
子どもの矯正治療をするメリット
  • 歯列が整っていると見た目がいい
  • 咀嚼しやすく消化にいい
  • 発音がしやすい
  • 体のよりよい成長を促しやすい
  • 本格的な矯正治療が必要になったとき抜歯のリスクが減る
  • 後戻りが少ない
子どもの矯正治療をしないデメリット
  • 悪い歯並びを放置してもよくなることはない
  • 大人の矯正治療で抜歯する可能性が高い
  • 難症例になると外科手術が必要になる
  • 成人矯正では治療後の後戻りが起こりやすい
PICK UP!歯並びが悪いままだとどんな不具合がある?

歯並びや咬み合わせが悪いと、咀嚼や発音が上手にできなかったり、顔の骨格に影響したりするだけでなく、姿勢の悪化も招きます。姿勢の悪さは、全身の骨格バランスにも影響。また、歯並びや咬み合わせのせいで口がいつも開いていて口呼吸になると、お口の中に細菌が入りこんで風邪を引きやすく、むし歯にもなりやすくなります。このように、身体のさまざまな不具合の原因になりかねないのが、歯並びや咬み合わせの悪さなのです

のうみ歯科・キッズデンタルクリニックの小児矯正

マウスピース型矯正の特徴とメリット
  • 1. 3~10歳のまだ骨のやわらかいうちに効果が出やすい
  • 2. 口呼吸から鼻呼吸への改善が期待できる
  • 3. シリコン製のやわらかいマウスピースで子どもが嫌がりにくい
  • 4. 取り外し可能で、食事やブラッシング時には取り外してよい
  • 5. 装着は起きている間に1時間と、就寝時のみでOK
  • 6. 学校や幼稚園で、子ども本人が管理する必要がない
  • 7. 一般的な矯正方法よりも費用が抑えられる
  • 8. 既製品を使用するため、歯型を採取する必要がない
  • 9. お湯を使って簡単に調整可能

インビザライン・ファースト~子ども向けの本格マウスピース矯正~

インビザライン・ファースト~子ども向けの本格マウスピース矯正~

インビザラインは、透明なマウスピースを使った大人の矯正装置として知られていましたが、2018年に小児を対象とした「インビザライン・ファースト」が始まりました。

インビザライン・ファーストは、これまで不可能だった顎の成長をコントロールする治療と、歯並びを整える治療を同時に行える矯正装置です。また、インビザライン・ファーストが画期的なのは、乳歯と永久歯が混在する時期にも使用できる点。将来永久歯が生えてくる予定の位置に、「萌出タブ」と呼ばれる空間を作ることができるためです。

取り外しができるマウスピース矯正であることと、透明な使い捨てのマウスピースを一定期間ごとに取り替えていくことは、従来の大人向けのインビザラインと同様です。歯の移動のシミュレーション動画も見られますので、歯並びの改善が視覚的にわかり、お子さんでも理解しやすく矯正治療への意欲につながるメリットもあります。

顎顔面矯正~顎の発育をコントロール~

顎顔面矯正法は、顎の骨全体を拡大することで歯がきれいに並ぶように促す治療法。当院では、急速拡大装置という特殊な装置を用います。顎の成長は個人差が大きいため、それぞれに合った治療法をご提案します。

顎顔面矯正のメリット

顎顔面矯正で使用する装置は、歯ではなく顎の骨全体に作用します。歯に負荷をかけないため、歯を痛めたり治療後に後戻りしたりすることがほとんどありません。専用の装置を使って、体の成長に応じて無理なく負荷をかけ、顎の骨全体を矯正します。顎の骨が広がれば、歯が自然と正しい場所へ収まり、美しい歯並びが実現します。

PICK UP!上顎と下顎でこんなに違う、矯正治療の効果

成長期の子どもの咬み合わせの悪さは、顎の成長が上顎で抑えられており、顎の発達が妨げられているケースがほとんど。また、舌の動きがスムーズでない場合は、下顎の発達が影響していることが多くあります。顎顔面矯正で上顎を広げられれば、鼻腔も広がるため、鼻づまりの解消や正常な鼻呼吸になることが期待できます。また、下顎が広げられることで、咀嚼が上手になって消化が改善されたり、滑舌の悪さが改善されたりすることも。

  • 症例1
  • 症例2
  • 症例3
  • 症例4
  • 症例5
症例タイトル 小児矯正の症例(5歳の女児)
画像

小児矯正の症例(5歳の女児) 小児矯正の症例(5歳の女児)

年齢 5歳
性別 女児
住所 山口市
主訴/ニーズ 受け口の改善
治療期間 7か月
治療内容 マウスピース矯正
費用 診断料 ¥ 20000 矯正治療費 ¥ 200000(税別)
院長コメント
&
治療のリスク
乳歯が生えた時から、受け口が気になるとの主訴で来院されました。
低年齢の時期から矯正を考えているとのことで、受け口改善用のマウスピース矯正を始めることとなりました。
就寝時使用するマウスピースで、はじめの頃は、マウスピースを入れて寝られるか心配でしたが、女児本人も受け口を気にしていたこともあり、積極的にマウスピースを使用してくれました。マウスピースの効果により、受け口が改善したことを大変喜んでくれています。
症例タイトル 小児矯正の症例(6歳の男児)
画像

小児矯正の症例(6歳の男児) 小児矯正の症例(6歳の男児)

年齢 6歳
性別 女児
住所 山口市
主訴/ニーズ 過蓋咬合の改善
治療期間 4年
治療内容 顎顔面矯正、機能矯正
費用 診断料¥20000 矯正治療費¥600000(税別)
院長コメント
&
治療のリスク
永久歯の生え変わりに伴い、顎が小さく歯並びが心配との主訴で来院されました。矯正に伴う資料取りを行い、形態改善の必要性、口腔習癖の改善が必要な旨を説明し、矯正治療を始めました。形態改善の顎顔面矯正は、口腔内に固定式の装置を装着するため、親御さんのサポートが必要で、親子で一緒に取り組む治療になります。また、口腔習癖改善のための機能矯正は、アプライアンスの使用や自宅でのトレーニングが必要になります。日々機能矯正を続けることで、口腔習癖の改善がみられ、口腔内の変化も分かり、子供自身のモチベーションを保つことが出来ました。今では、小児期のうちに矯正を始めて良かったと親御さんも喜ばれています。
症例タイトル 小児矯正の症例(6歳の女児)
画像

小児矯正の症例(6歳の女児) 小児矯正の症例(6歳の女児)

年齢 6歳
性別 女児
住所 山口市
主訴/ニーズ 過蓋咬合の改善
治療期間 2年
治療内容 機能矯正
費用 診断料¥20000 矯正治療費¥600,000(税別)
院長コメント
&
治療のリスク
親御さん自身が矯正治療をしていたこともあり、お子さんの歯並びが気になるとのことでした。6歳の年齢ということで、今後萌出してくる永久歯の歯並びのことも考え、矯正に伴う資料取りを行い、口腔習癖の改善が必要だった為、機能矯正を始めました。口腔内の改善に伴うアプライアンスの使用や自宅でのトレーニングを一生懸命頑張って続けることで、口腔習癖の改善及び歯並びの改善に繋がりました。小児矯正は、家庭でのサポートが大変重要になります。家族で治療に取り組んでいただくことで、良好な効果を生み出すことが出来たと思います。
症例タイトル 小学生矯正の症例(7歳の女児)
画像

小学生矯正の症例(7歳の女児) 小学生矯正の症例(7歳の女児)

年齢 7歳
性別 女児
住所 山口市
主訴/ニーズ 歯並びの改善
治療期間 2年
治療内容 顎顔面矯正、機能矯正
費用 診断料¥20000 矯正治療費¥600000(税別)
院長コメント
&
治療のリスク
歯並びがきになるとの主訴で来院されました。交差咬合になっており矯正治療が必要と判断し、形態改善の顎顔面矯正を始めました。交差部位が改善し、機能矯正を行いながら口腔周囲筋の正しい使い方を習得し、親御さんから笑顔の時の口元が良くなったと大変喜ばれています。
症例タイトル 小学生矯正の症例(8歳の女児)
画像

小学生矯正の症例(8歳の女児) 小学生矯正の症例(8歳の女児)

小学生矯正の症例(8歳の女児) 小学生矯正の症例(8歳の女児)

年齢 8歳
性別 女児
住所 山口市
主訴/ニーズ 歯並びの改善
治療期間 5年
治療内容 顎顔面矯正、機能矯正
費用 診断料¥20000 矯正治療費¥600000(税別)
院長コメント
&
治療のリスク
上の前歯の2番目が内側から生えてきて歯並びがきになり、常に口をポカーンと開けているとの主訴で来院されました。矯正診断用の資料取りを行い、形態改善の顎顔面矯正必要性ならびに口呼吸の傾向が強く機能矯正の必要性も必要なため矯正治療を始めました。矯正治療を続けていく上で歯列の改善及び口呼吸の改善も見られ、就寝時のいびき、歯ぎしりが無くなったと親御さんも驚いていらっしゃいました。今では、素敵な笑顔の口元を手に入れて、本人も大変喜んでいます。
顎顔面矯正で体本来の機能を取り戻しましょう!

顎顔面矯正で体本来の機能を取り戻しましょう!

当院で顎顔面矯正をしたお子さんは、歯並びが美しくなるばかりでなく、その他の多くの症状も改善が見られます。上顎の拡大で鼻腔や気道も広がり、鼻づまりやぜんそく、いびきの軽減につながったお子さんも。また、下顎の拡大により、舌が本来の位置に収まり、舌運動機能や咀嚼機能が向上したお子さんもいます。顎全体の発育を促せば、体全体の機能改善にもつなげられるのです。

MRCトレーナー(Myobrace)・筋機能訓練(MFT)~~口周りの筋肉の動きを矯正~

Myobraceもマウスピース型の矯正装置ですが、他のマウスピース矯正が歯列の改善を目指すのに対し、Myobraceは舌や口周りの筋肉の動きを矯正して歯並びを整えることを目的としています。お口周りの筋肉がしっかり育っていないと、他の矯正方法でも後戻りしやすい傾向が。反対に、舌や口周りの筋肉がしっかり発達していると、歯並びもよりよい状態に収まりやすいという傾向があります。

また、筋機能訓練(MFT)は、ただ矯正装置を装着するだけでなく、より高い効果を得るために、スタッフの指導のもとトレーニングも行います。お口周りの筋力がしっかりしていれば、本格的に矯正治療が必要になったときにも、スムーズに治療を進められます。

よくあるご質問

治療期間はどれくらいかかりますか?
お子さんの歯並びや顎の成長具合によって異なります。一般的には、小児矯正は2年程度で完了することがほとんどです。ただし、歯の移動が完了したあとは、後戻りを防ぐために保定期間が必要となり、こちらは矯正治療期間と同じくらいの期間が必要です。
むし歯があっても矯正治療は受けられますか?
当院では、矯正治療を始める前に、お口の状態をチェック。その結果むし歯や歯周病ほか治療が必要なトラブルがある場合には、その治療を優先して行います。問題がなくなってはじめて、矯正治療を開始します。
小児矯正では抜歯しますか?
いいえ、基本的に抜歯することはほとんどありません。当院の小児矯正では、成長に合わせて顎をしっかり広げ、歯が並ぶスペースを確保することを第一に考えています。ただし、歯そのものに問題がある場合(奇形・数が多い・異常に大きいなど)は抜歯を検討することもあります。